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両罰規定

2006 - 03/10 [Fri] - 13:57


 両罰規定

 前回、法人の犯罪能力について論じましたが
その内容を踏まえて、両罰規定を論じていくこととします。

 まず、両罰規定を論じるにあたって前回の結論を思いだ
してみよう。判例では、法人の犯罪能力を否定しており
特別法の法人を処罰する規定は特別に認めたものであると
するが、犯罪能力を認めないで受刑主体の対象と成りえるのは
不合理であるし、財産刑は法人に対しても執行可能であるから
通説である法人の犯罪能力肯定説が妥当であると見解を出した。

 では、法人処罰の立法技術として法人と実行行者(従業員)との
双方を罰する両罰規定の方式がとられるが、実行行為者の行った
違法行為のために、その法人が責任を問われる根拠となるのは
何であるか考察していく必要がある。

 まず、前回の判例であった、法人の犯罪能力否定説からこれに
アプローチしてみると、法人処罰の根拠は無過失責任説から、
行政的取締の目的から法人の責任は他人(従業員)の行為の代位責任
であるとする。
 しかし、この説では近代刑法の大原則である責任主義の例外を
認めることになり妥当ではないと思われる。刑法の責任主義との
調和を図る解釈が必要になる。

 これを通説・判例の立場の過失推定説から考察すると実行行為者
(従業員)の過失行為があったとき法人の選任監督上の過失が
推定され、法人は注意を尽くしたことを立証しなければ、
その刑責から免れないとしたのである。
 そうした、ことにより刑法の責任主義と行政取締目的の実行性の
調和が可能となるのである。
 
 上記のことから結論を出すと、過失推定説が妥当な見解だと
思われる。


                    以上

次回は構成要件の概念を論ずる。

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Author:NORI
 中央大学法学部通信教育課程を2008年
9月30日に卒業致しました。
 今からはLLMに向けて英語の学習とお金を
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思います。

 LLMプログラムの説明をしないといけないですね。LLMプログラムは法学部卒業した学生に対して認められる米国弁護士を取得するために用意されたロースクールプログラムです。
 1年という超短期です。海外の司法試験は受かりやすいと聞いてはいますが、純日本人の僕にとっては、もしかしたら日本の司法試験より難しいかもしれません(><)

 まだまだ、目標に向かってやっていきます☆☆☆
まずは英語をもっと、もっと励みながら、仕事も
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