中央大学法学部通信教育課程を卒業した管理人が システムの分かりづらい中央大学通信教育について 実際の体験、学習の仕方を書いています。もう卒業したので次のLLMという目標に向かってのことが中心のブログとなります。

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刑法が言う行為とは?

2006 - 03/09 [Thu] - 21:43



 行為論

 刑法における行為とはどのようなものをさすのであろうか。
以下に考察していくこととする。

 「犯罪とは行為である」というのが通説であり、またこの言葉が
現在の刑法学において命題とされる。刑法は常に行為を処罰するもの
であり、人格や思想を処罰するものではない。この行為論の意義は
刑法的判断の対象として不必要なものを排除する点に意味がある。

 そこで、自然的行為論から、「行為とは人の身体の動静である」と
する説がある。しかし、この説は、あまりにも行為ということに固執
しすぎており、又、行為を厳格に解釈しすぎるあまりに、単なる
反射運動、睡眠中の身体の動きなども行為とされてしまい、刑法的な
評価の対象となる行為概念を無意味にしてしまう。又、行為とは
主観面と客観面の複合体であるし、それ二つが機能して行為という
実態として現れるのであるから、主観面を排除してしまうのは行為の
存在構造を見失っているものである。

 上記の欠点を解消する為に目的的行為論というものも提唱
されている。この説からは、主観面、客観面を統合した、目的的意思
によって統制された目的的活動であるとする。しかし、この説は、
実際、目的的意思を見出しがたいし、忘却犯を行為と出来ないし、過失
不作為を行為をすることが出来ないという欠点がある。

 ここで、人格的行為論ならばどうであろうか。
人格的行為論の言う行為とは「行為者人格の主体的現実化とみられる
身体の動静である」とした。この説を採用することによって、無意識
行為に基礎を置く忘却犯も行為として刑法的判断の対象になり、且つ
行為者が絶対的自由意思を持つ限り、行為者の身体の動静は人格的
態度と評価しうるのであるから、過失や不作為を行為とすることが
できるのである。


                     以上


 次回は法人の犯罪能力について述べる。

 

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NORI

Author:NORI
 中央大学法学部通信教育課程を2008年
9月30日に卒業致しました。
 今からはLLMに向けて英語の学習とお金を
少しばかり貯めることに励むブログになると
思います。

 LLMプログラムの説明をしないといけないですね。LLMプログラムは法学部卒業した学生に対して認められる米国弁護士を取得するために用意されたロースクールプログラムです。
 1年という超短期です。海外の司法試験は受かりやすいと聞いてはいますが、純日本人の僕にとっては、もしかしたら日本の司法試験より難しいかもしれません(><)

 まだまだ、目標に向かってやっていきます☆☆☆
まずは英語をもっと、もっと励みながら、仕事も
しながら上手く乗り切っていきたいと思います。


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