中央大学法学部通信教育課程を卒業した管理人が システムの分かりづらい中央大学通信教育について 実際の体験、学習の仕方を書いています。もう卒業したので次のLLMという目標に向かってのことが中心のブログとなります。

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原因において自由な行為

2006 - 03/03 [Fri] - 00:23


 1年半前くらいにに書いた論証ですΣ(・ε・;)
なんだか、まだまだ青い論証です(><)
何か間違いを発見した方がいらっしゃいましたら
訂正コメントしていただけると嬉しいです☆☆☆



原因において自由な行為


 原因において自由な行為とは何であろうか。原因において
自由な行為とは、自らの故意、過失によって意思無能力の状態に陥れ
その状態で犯罪を実現するものである。刑法39条1項では
「心神喪失者の行為は罰しない」と規定していることから、
原因において自由な行為が可罰的であるとして、その根拠が問題となる。

 可罰的であるとした根拠を求めるに当たり「行為と責任の
同時存在の原則」をどのように満たすのかが問題となってくる。
どういうことかといえば、例えば飲酒をして意思無能力の
状態になっていたAがいたとして、その状態で人に殴りかかったと
する。Aは殴りかかった時点では意思無能力であり、殴りかかった
行為に対して責任はない。

 しかし、これでは、国民の法感情が許さない。そこで原因において
自由な行為の理論により可罰的であるとしたのだが、
責任主義をとっている現代刑法においては「行為と責任の同時
存在の原則」を緩和しなければならないのかという問題が
生じてくるのである。

 これについて、大谷先生の見解では、責任能力は必ずしも
実行行為と同時に存在する必要はなく「広義の行為」の時にあれば
よいとしている。「広義の行為」とはある一定の構成要件的結果を
惹起にいたるまでの一連の流れの中で行われた、予備行為、
実行行為をさすとしている。そして、かかる行為の開始に
責任能力があればよいとするのである。

 しかし、大谷先生の見解をとった場合には、着手時期、実行行為を
確定するのにばらつきが出るために理論的に一貫性を欠き
妥当ではないと思われる。

 思うに、原因設定行為時に実行行為性を認めることにより
「行為と責任の同時存在の原則」を厳密に守ろうとする大塚先生の
間接正犯類似説がより妥当な見解だと思う。

 この見解によるところ、原因において自由な行為は自分を
道具として犯罪を実現するという構造に、他人を道具として使用し
犯罪を実現するという間接正犯の構造と類似の関係が見られる
ことから、原因において自由な行為の実行行為は原因設定行為に
考えられ、実行の着手時期は原因設定行為時に求められる。

 従って基本原則たる「行為と責任の同時存在の原則」を緩和せず、
原因において自由な行為においても維持することが可能であると
解するのである。


                                  以上

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Author:NORI
 中央大学法学部通信教育課程を2008年
9月30日に卒業致しました。
 今からはLLMに向けて英語の学習とお金を
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思います。

 LLMプログラムの説明をしないといけないですね。LLMプログラムは法学部卒業した学生に対して認められる米国弁護士を取得するために用意されたロースクールプログラムです。
 1年という超短期です。海外の司法試験は受かりやすいと聞いてはいますが、純日本人の僕にとっては、もしかしたら日本の司法試験より難しいかもしれません(><)

 まだまだ、目標に向かってやっていきます☆☆☆
まずは英語をもっと、もっと励みながら、仕事も
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